HALロボットスーツ体験しました
11月28日に岐阜県支部の恩田さんとロボットスーツHALによるリハビリの様子を見学しました。
恩田さんのご活躍はテレビ放送・新聞等で数多く紹介され、FC岐阜サポーター、県民の皆さん、闘病生活を送っている皆さんやその他多くの人々に愛されていらっしゃいます。
勿論私もファンの一人です。今回ご一緒させていただきましたのは幸運でした。
現在ロボットスーツHAL治療が保険適用されているのは、ALS(下肢型)他一部の患者に限定されています。
ロボットスーツを一言で説明しますと下肢に取り付けられた電極が自力で歩行するために動かそうとしている筋肉の動きを拾って、脚の動きをアシストする装具になるかと思います。
実際にロボットスーツを装着して、わずかに残っている握力で歩行器に摑まり、リハビリ担当の方に支えられて歩行体験もさせていただきました。
装具の重さが加わり、脚の屈伸がやりづらく歩きにくかったですが、先生は訓練を続けるとスムーズに動かせますと仰いました。
首・上肢の症状が進行しているので、頚椎カラーを付けて歩いても首の揺れが大きかったので、HAL治療を希望するなら、歩行中の安全性も考慮するようにとのことでした。
歩行体験後は首と亜脱臼している肩の筋肉が痛くなり疲労感も出ましたが、貴重な体験をさせていただいたことにより、ALS患者がHAL治療を行う場合の要点や問題点が整理できたことは大きな収穫でした。
現在HAL治療中のALS患者さんは開始して間もないので評価はまだのようでしたが、見学させていただいた患者さん(高齢女性)は脳血管疾患で手足が動かなかったのが、HAL治療リハビリでスムーズに脚を動かせるようになり、手もリハビリで動かせるようになってお元気になられていました。
我々の質問にも明るい表情でお話しされていたのがとても印象的でした。
今回のHAL治療見学にあたり、病院と交渉にあたってくださいました日本ALS協会理事のN様、病院の先生方に感謝申し上げます。
恩田さん、坂田さん、お世話になりありがとうございました。
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