愛車との別れ
7年前の昨日は 愛車との別れの日でした。
8ヶ月も運転をしてませんでしたが、 ラジカット治療を始めたので、 もしかしたら 手の機能が回復し、 再び運転ができないかと 期待してました。
しかし、それもかないませんでした。
妻も娘も ペーパードライバーだったので、 運転する気はなくやむを得ず 処分することにしました。40000キロしか走ってなく、その約7割が通勤だったので本当に残念でした。
写真は愛車を手放す前年に一人で八ヶ岳までドライブし、途中紅葉の名所に立ち寄ったときのものです。
眼前には南アルプスの他に中央アルプス、御嶽山がそびえ素晴らしい景色に感動しました。また是非訪れたかったですが、病気の進行でハンドルをきると肩の痛みが辛く、高速道路を走ったのはこの日が最後になりました。
今は自力で立つことさえもできなく、日常生活をベッド上で人工呼吸器を着けて過ごし、食べることも声をだすこともできなくなりました。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症して数年後にどうなるのか聞いてはいましたが、本当にその通りに進行するのか半信半疑でした。
実は今も健常者の自分が重度障害者になった夢を見ているような、現実を受け入れられない気持ちなんです。昨日まで普通に生活していたのが、目を覚ますと全身が動かなく声も出せなかったと表現してもいいくらい障害の進行があっという間でした。
ALSは誰にでも発症する可能性のある進行性の難病です。発症すると幸せだった家族も絶望の淵に立たされます。
ALSが難病でなくなる日が一日も早く訪れるように治療研究が進むためにも、多くの人々にALSという病気を知っていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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