誤嚥性肺炎
今年に入って熱が出ることが多く、先日も39度の高熱を出してしまいましたが、誤嚥性肺炎であることが分かり、医師からは今後口からの食べ物、水分の摂取は止めるように言われました。
大事をとって一週間入院している間に病院のSTさんに嚥下の評価をしてもらいました。呑み込む姿勢やゴクンと呑み込むときの喉ぼとけの上下運動を目視評価するのですが、唾液の1回ごとの吞み込みが喉の奥の窪みに一部残ってしまい、食道へ正常に流れていないことが分かりました。誤嚥性肺炎を起こし易くなると気管切開や人工呼吸器の生活になってしまうので、今は唯一吞み込んでいる唾液も吸引器を使用する時間を長くして、喉に詰まらせないようにしています。
私はコーヒーが好きですが、3年前からコーヒーカップが持てなくなり、アイスコーヒーを口の高さまで運んでもらうとストローで少量を吸い込むことができたので、50cc程度の量をちびちび飲むのを楽しみにしてました。今は口から入れるのを止めたので、アイスコーヒーも胃ろうから入れてもらってます。味覚を楽しめないですが、胃の中に入ると冷たさが分かるので、アイスコーヒーを飲んだ後の気分を味わってます。
食べる楽しみ、飲む楽しみがなくなっても、胃ろうから十分な栄養を摂ってますので、体重の減少もなく健康状態が維持されています。気管切開と人口呼吸器の装着を遅らすことを最優先に考えていますので、食べられない・飲めないことは覚悟してました。
ALSは口から入れられない、体を動かせない、話せない、呼吸ができないという状態まで体が侵されていく病気です。最も辛いのは呼吸不全になる前に人口呼吸器を装着した時や四肢が完全に動かせなくなった時だと思います。食べられない・飲めない障害は克服しました。勝負はこれからです。
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