ALS発症時の様子②
2013年11月かかりつけの医院を腕の症状のこととは別の用事で訪問することがありました。
この用事がなかったら、ALSの告知を受けるのは、もう少し遅れていたと思います。
このときの私は腕の症状は鍼灸院で診てもらおうと考えていたので、医師に相談するつもりはなかったのですが、医師の方から私の顔を見て、「顔面麻痺があるのかな。総合病院を紹介するので検査を受けてください」との話がありました。
予想もしなかった医師からの話に驚きましたが、「大丈夫だよ。心配する程のことではないです。とりあえず検査だけは受けましょう」と言われたので、私はすっかり安心して、紹介状を持って名古屋セントラル病院神経内科で診察を受けることにしました。
まさか悲劇が起きようとはこの時は全く予想もしてませんでした。
11月下旬に名古屋セントラル病院を訪ねましたが、精密検査は12月中旬に行われました。その日は仕事を午前中で切り上げて、午後1時から 3時間位の検査を受けました。
採血から始まり、CT検査などを受けましたが、筋電図検査は生まれて初めてだったので最初は少し驚きました。手と足の何箇所かに電気を通して体の反応を見る検査ですが、気持ちのいいものではないですね。
何度かやり直しがあり、筋電図だけで長時間やった記憶があります。終了する頃には大分慣れてきました。検査結果は翌週になり、12月も下旬に入ってました。
主治医より、具体的な病名は出ませんでした。運動ニューロンの病気かもしれないとだけしか聞かされませんでした。
そして名古屋大学病院への紹介状を書いてもらい、年の瀬が近い12月26日に名古屋大学病院を訪ね、診察の結果2週間の検査入院をすることになりました。
私はまだALSという病気の名前すら知りませんでした。
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