難病ALSと闘う inayan777のブログ

私は現在ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病と闘っています。この難病は10万人に1人と言われる原因不明の神経性難病です。今から100年以上も昔に発見された病気ですが、現在の医学では治すことができないのです。症状の進行は驚くほど速く、発症して1年3ヵ月後に胃瘻を造設して、その4ヶ月後には両肩関節機能全廃となり、身体障害者手帳3級(現在1級)になりました。介護認定も行っており要介護5になりました。このブログでは発症してから現在までの経緯や日々進行していく身体の変化、日常生活の様子、現在感じていることなどをご紹介していきたいと考えています。私は同じような難病や病気と闘っていらっしゃる方々と共にこの難病と闘い、絶対に乗り越えていこうと思います。また、この難病に少しでも関心をもってくださっている方々からもアクセスしていただければ大歓迎です。日々進行していく病気との闘いとの恐怖の中で、心だけは絶対に負けないように生きていこうと思います。ともにがんばっていきましょう!!

辛い生活

前回ブログの続きです。
突然排泄をベッド上ですることになったら辛いですね。


これはわたしのような難病患者に限ったことではありません。健常者の方でも不慮の事故で下半身が不随になったり、足を骨折して歩けなくなったりしたときにもあてはまるかと思います。



ベッドから2メートル余りのトイレへは2人介助なら歩いていけます。先月から便座に座ると気道に閉塞感を感じるため人工呼吸器をトイレへ運んでました。
ところが、安全のために排泄はすべてベッド上ですることになりました。




1年前の気管切開手術の時は翌日から介助者がいれば歩くことが認められました。昨年11月に喉頭気管分離手術の時には立位で首が前に垂れると目眩を起こすので、手術後4日間はベッド上で排泄しました。
点滴栄養だったので排便はなしでも大丈夫でしたが、排尿は尿器で出せないので導尿は痛かったです。導尿が辛くて途中でバルーン(管)を留置しました。




先月下旬よりトイレへ行かなくなってから2週間が経ちました。
導尿は絶対に嫌だったので必死で尿器で出す練習をした結果、排尿が何とかできるようになりました。
排便は試行錯誤が続いてます。便座に座っていたときは、下剤を1日おきに胃婁から入れて規則正しくできていましたが、リズムが狂ってしまいました。

月曜、水曜、金曜に訪問看護師さんに摘便してもらってますが、直腸まで下りてないので浣腸して出します。
これを続けていくだけでも辛いですが、もっと辛いのは薬が効きすぎて看護師さんが帰られた後も便意が残っていることです。ヘルパーさんがいるのでトイレへ行けば出せるのが、禁止されているのでおむつになって出せない。数時間経てば治まりますが、その間は不快感が続きます。

薬を変えたり、分量を調節したり試行錯誤が続いてます。


もうひとつ心配なのは脚のリハビリにもなっていたトイレへの歩行が止まったことによる廃用性症候群です。
トイレ禁止から2週間でも脚の筋力低下を感じました。先日シーツ交換のため介助してもらってベッドから立ち上がったのですが、膝で踏ん張る力が明らかに低下しているのを感じました。朝目が覚めると膝が硬いですが、リハビリで対処しています。
寝たきりには絶対になりたくないです。




1年前は気管切開手術で入院が長かったので、楽しみにしていた花見にも行けませんでした。
昨年2度の手術を乗り越え、今年は昨年観られなかった分も観るのを楽しみにしてましたが、今の状態では難しいです。


目標を掲げても壊されていくのは悔しいです。



頑張ろうとする気持ちが萎えてしまいます。
しかし、ここで病気に負けるわけにはいきません。悔しさを糧に必ず復活したいです。







最後までお読みいただきありがとうございました。